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後期高齢者医療制度を考える 「遺族年金非課税」の影響は?(産経新聞)

 ■収入350万円で保険料3700円

 見直しが検討されている後期高齢者医療制度。課題は、膨らむ医療費を誰がどう負担するかだ。税で負担するか、保険料で負担するか、窓口負担で払うか。選択肢は多くない。保険料で賄うのが基本だが、負担増に理解が得にくいのも事実。現役世代と高齢世代の費用負担は公平なのか、個々の収入と保険料はバランスが取れているのか-。他人の負担を知る機会は少ないが、制度を考える一歩かもしれない。今回は遺族年金受給者のケースを考える。(佐藤好美)

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 東京都内に住む鈴木美穂子さん(60)=仮名=は昨年、父親を亡くした。その際、80代の母親の代わりに年金手続きなどをして驚いた。母親には遺族年金と、父親が戦地に赴いたことがあるため恩給の遺族給付に当たる「普通扶助料」が出たが、それらはすべて非課税だと知ったのだ。

 「税金の納付について聞いたら、年金の窓口でも、恩給の窓口でも『かかりませんよ。金額にかかわらず、払わないでいいんです』と言われたんです」

 父親の死亡で母親が受け取ることになった遺族年金は約240万円。恩給の遺族給付に当たる「普通扶助料」は約70万円。ほかに、母親には自身の国民年金約40万円がある。計350万円だが、遺族年金と恩給の普通扶助料の計310万円は「非課税」なので課税対象外。40万円の国民年金は課税対象だが、公的年金等控除120万円の範囲内なので、所得税も住民税もかからずに済む。

 母親には恩恵だが、鈴木さんは釈然としない。「日本の財政が潤沢なら、それもいいかもしれません。ですが、若い人がわずかな給料で働いて税金や社会保険料も払い、月に数万円で暮らす人もいることが報道されるにつけ、月に30万円近い収入にまったく課税されないなんて、ずいぶん差があると驚きました。収入がある人は税や社会保険料を負担しなければならない時代なんじゃないでしょうか」

 収入が非課税の場合、税だけでなく、健康保険や介護保険の保険料も軽く済む。鈴木さんの母親は後期高齢者医療制度の対象だが、保険料は年に3700円だ。

 では、仮に鈴木さんの母親と同じ額を厚生年金や国民年金などの公的年金で受けたらどうなるか-。

 東京都に住む同じ年齢のモデルで試算すると、所得税は約9万円。住民税は約19万円。後期高齢者医療制度の保険料は年に約16万円で、負担は合計で年に44万円に上る。

 ただ、受給者自身も負担が軽いと知らずにいるケースもある。母親の税負担がないことに驚いた鈴木さんも保険料にまでは気が回らなかった。

 しかし、こう話す。

 「母も非課税であることを『なんだか変ね』と言っています。払う仕組みであれば当然のこととして払う人だと思います」

 ■社保料の計算は税と切り離しを/65歳以上の遺族年金は課税対象に

 非課税の年金には遺族年金のほか、障害年金もある。厚生労働省年金局年金課は非課税の理由について、「いずれも、死亡や障害といった、いつ起きるか分からない事故で稼得能力を喪失したことに対する補償。公租公課(税など)を課せば効果が減じる」とする。

 一方で、老いを理由に支給される老齢厚生年金や老齢基礎年金が課税対象の理由について、「(老いは)起きることが分かっているうえ、これらは高額になる場合もある。能力に応じて負担する税の原則から、一律非課税にすればかえって不公平になる」と説明する。

 これに対して、神奈川県立保健福祉大学の山崎泰彦教授は障害年金や若年の遺族年金のような予期せぬ事情で受ける年金と、65歳以上の人が受ける遺族年金は分けて考えるべきだと指摘する。「ほとんどの遺族年金は夫の老齢厚生年金が変化したもので、性格は老齢厚生年金に近い。障害年金や若年の遺族年金が非課税なのは別としても、65歳以上の遺族年金は、ほかの老齢年金と同様に課税対象にすべきだ」

                 ◇

 遺族年金についての投書を昨年末、この欄に掲載したところ、多くの反響があった。「遺族年金が非課税なのは公平性に欠ける」という意見が多かったが、「少ない遺族年金を標的にしないで」という意見もあった。

 ただ、この意見にはやや誤解がある。仮に65歳以上の遺族年金が課税対象になったとしても、「少ない遺族年金」には課税されない。65歳以上の公的年金等控除は120万円と高めに設定されている。基礎控除(住民税で33万円)もあるから、年金は最低153万円までは課税されない。総務省によると、実際に65歳以上で住民税を納めている人は4分の1に過ぎない。

 税をベースに計算される社会保障関連の費用は多い。介護保険料や長期入院時の食住費、特別養護老人ホームの利用料もそうだ。しかし、そもそも社会保険料を、税を元に計算すべきでないという意見もある。

 香川大学の小松秀和准教授はこう話す。「税をベースにすることで税の配慮が社会保険料にも反映する。しかし、高齢者や遺族への税の配慮を社会保険料でもすることに合理的な説明はできない。税制改正のたびに社会保険料が連動して上下するのも問題がある。保険料は中立的な『収入』に比例させるべきで、社会的な合意もなく、年齢や属性で配慮の対象を決めるのはおかしい」

【用語解説】遺族年金

 遺族基礎年金、遺族厚生年金などがある。国民年金、厚生年金の被保険者だった人、老齢基礎年金や老齢厚生年金を受給していた人が死亡した場合、一定の条件を満たした遺族に支給される。

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政府が自民にガス田写真提供を拒否 政府内で責任なすり合い(産経新聞)

 東シナ海のガス田開発問題をめぐり、自民党が日中両国が共同開発で合意しているガス田「白樺(中国名・春暁)」などの現状写真の提示を求めたところ、政府が「今後の情報収集に支障をきたす」として公開を拒否していたことが27日、分かった。石破茂政調会長は記者会見で「写真は民間でも入手できる。政府は日本の国会議員と外国のどちらに顔を向けているのか」と批判した。

 石破氏によると、26日の党の内閣、外交、国防の合同部会会合で、外務省の担当者が拒否の理由を「平野博文官房長官と岡田克也外相の最終判断で提供しないと決定した」と述べた。

 一方の平野氏は、27日の記者会見で「外務省から(公開は)『慎重に』という話があり、私としても『了とします』とした」と述べ、外務省サイドの意向に同調しただけだと強調した。

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警視庁警部が痴漢=電車内で、停職(時事通信)

 警視庁は22日、電車内で痴漢行為をしたとして、同庁訟務課の警部(45)を停職1カ月の懲戒処分にした。
 同庁によると、警部は16日、神奈川県内から東京都内にかけて走行中の電車内で、女性の乗客に痴漢行為をした。 

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<霊感治療>代金「不当」と提訴 名古屋の女性(毎日新聞)

 テレビ出演などで知られる霊能力者、下ヨシ子氏の“霊感治療”を受け、不当に多額の現金を支払ったとして、名古屋市の女性(49)が21日、下氏ら5人と宗教法人「肥後修験遍照院」(熊本市)を相手取り、約950万円の損害賠償を求める訴えを名古屋地裁に起こした。

 訴状によると、原告女性は体調不良などで悩み、02年8月から同院の関西別院(京都府宇治市)で霊感治療を受けた。下氏らから「霊がついている」などとして「浄霊」「守護神授与」と呼ばれる治療を受け続け、08年までに計約650万円を支払った。原告側は「下氏らは原告の不安感をあおり、さまざまな名目で多額の金額をだまし取った」などと主張している。

 同院側は09年10月、女性に対する債務不存在確認を求める訴訟を名古屋地裁に起こしている。【山口知】

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 政府・民主党は18日夕、首相官邸で鳩山由紀夫首相も出席して首脳会議を開き、2009年度第2次補正予算案の月内成立に全力を挙げることを確認した。席上、首相は「景気、雇用は大変厳しい状況で、早く上げてほしい」と語った。小沢一郎幹事長は地方出張のため欠席した。 

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橋下知事 支持率70% 毎日新聞調査(毎日新聞)

 大阪府の橋下徹知事が2月6日に就任2年を迎えるのに合わせ、毎日新聞は大阪府内の有権者を対象に世論調査を実施した。橋下知事を「支持する」との回答は70%。1年前の前回調査(69%)からほぼ横ばいで、依然として高い水準を維持している。ただ支持理由を見ると、「実行力」が最も多い一方で、「政策への期待」は低迷した。調査は16、17両日に電話で行い、1068世帯から704人の回答を得た。

【特集】橋下知事の動きを追う

 「支持しない」は8%(前回調査比3ポイント増)、「どちらとも言えない」が22%(同3ポイント減)だった。男女の支持率はそれぞれ72%と68%。支持する理由は「実行力があるから」(41%)「政治のあり方が変わりそう」(33%)など。「政策に期待できる」は16%にとどまった。

 2年の取り組みで評価する点は「財政再建」が突出しており45%に上った。次いで「地方分権」「学力向上」がそれぞれ12%。逆に評価しない点は「イルミネーションなど都市景観づくり」(26%)▽「府庁舎の移転構想」(19%)▽「関西国際空港の活性化」(15%)など。

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<党首討論>補正予算の月内成立条件に開催 3与党が打診へ(毎日新聞)

 民主、社民、国民新の与党3党は17日夜、東京都内のホテルで国対委員長会談を開き、18日召集の通常国会の対応を協議した。会談では09年度第2次補正予算案の月内成立に野党側が応じることを条件に、党首討論の開催を呼びかける方針を確認。民主党の山岡賢次国対委員長が18日、自民党の川崎二郎国対委員長らに打診する。

 3国対委員長は、自民党が要求している小沢氏らの参考人招致についても「立法府の場で取り扱うことはしない」として、応じないことを申し合わせた。【近藤大介】

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阪神大震災 発生から15年の朝 さまざまに鎮魂の祈り(毎日新聞)

 6434人が犠牲になった阪神大震災は17日、発生から15年の朝を迎えた。被災地では、さまざまな追悼行事が行われ、鎮魂の祈りがささげられた。

 神戸市中央区の東遊園地で開かれた「1・17のつどい」(実行委主催)には早朝から約8000人(午前7時現在)が参加。「1・17」の形に並べられた約1万本の竹灯籠(とうろう)にともされた炎が闇夜に揺れる中、午前5時46分、一斉に黙とうし、犠牲者へ思いをはせた。

 弟(当時22歳)を亡くしたゴスペル歌手、森祐理さんが「しあわせ運べるように」を独唱、歌声が寒空に響き渡った。祖母(当時85歳)を亡くした神戸市北区の下浦裕美さん(49)は遺族代表として追悼のことばを述べ、「震災は多くの大切な生命、大切なものを奪ったけど、大切なことも教えてくれた」と語った。また、震災で後遺症を負った震災障害者と、その家族は矢田立郎・神戸市長と対面、15年間の思いをつづった手紙を手渡す。

 神戸市中央区の兵庫県公館では正午前から、「ひょうご安全の日推進県民会議」主催の追悼式典があり、皇太子ご夫妻や鳩山由紀夫首相が参列する。震災の教訓を後世に伝える神戸震災復興記念公園も同区で開園する。

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